写真で残しておきたい方にアドバイス

写真で残しておきたい方にアドバイス

2022年10月25日 0 投稿者: 日本スクラッチアート協会

日本スクラッチアート協会です。

スクラッチアートの制作は個人でコツコツと削って完成させる趣味です。丁寧にひと削りひと削り作業していく工程がとても楽しいスクラッチアートですが、いざ完成してしまうと作品を飾って楽しむ、もしくは共通の趣味を楽しむ人たちにも自分の作品を見てもらいたいと考える方も多いかと思います。

そこで今回は、完成したスクラッチアートをSNSにアップする際のコツをご紹介いたします。

〇写真に撮って作品を残しておきましょう。

スクラッチアート作品はとても繊細です。表面を傷つけてしまわないように保存することはとても大変です。額などに入れてきれいに保存した楽しむ方法もありますが、手軽に保存する方法として写真に収めておくことが一般的です。最近ではスマホ撮影などで簡単にデジタルデータ化でき、そのままSNSへアップすることができます。とても便利。

…しかし、いざ撮影となると、こんなことで悩んだりしたことがありませんか?作品に自分の影が映りこんだり、長方形なのになんだか台形のように撮影したりしていませんか?プロのカメラマンではないのでそこは無視! でもよいのですが、ちょっとした手間でとてもきれいに撮影することができるのでご紹介いたします。

下の方が自分の影が映りこんでしまっています。

〇作品をちょっと傾けて撮影

プロカメラマンでも印刷物の撮影では行う撮影方法です。用意するのはスクラッチアート作品を固定する板(100均ショップでも入手可)と、箱や本。あとはセロハンテープくらいです。設営方法は少し固定する板が斜めになるようにセッティングしていただければ完成です。

板が斜めになるのがポイントです。

注意する点は、蛍光灯など光源の直下に設営しないことです。日中の窓際も光の増減量が多いので撮影にはおすすめできません。この斜めの板にスクラッチアートを載せて真上からスマホで撮影すると…

きれいに撮影できます。自分の影も映りこむことがありません。机に平らに置いて撮影すると、遠近法で上側が小さく映ってしまいます。また蛍光灯の直下の場合、自分の影で作品を暗くしてしまいます。そこで被写体(スクラッチアート作品)に角度を設けることで、カメラ(スマホ)を作品の真上に持っていきやすくしながら、自分の影も回避することができるのです。いちどチャレンジしてみてください。

〇スマホで編集もできます

撮影したデータの加工もスマホなら簡単です。基本的に修正や加工しなくてもとてもきれいに仕上がっているスクラッチアート作品ですが、少し暗めに加工しておくと、削った部分の陰影がはっきりしてくるのでおすすめです。この写真ではブリリアンスをマイナス方向に振って加工してみました。黒い部分が締まって鮮やかな部分が際立っているようにも見えますね。ぜひ試してみてください。